icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻3号

1967年03月発行

研究

絨毛上皮腫の組織像と予後の関連性についての再検討

著者: 前田一雄1 和田卓人1 坂本英彦1

所属機関: 1九州大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.181 - P.186

文献概要

はじめに
 絨毛上皮腫の悪性度と組織所見との関連性については,現在なお満足な見解には到達していない。絨毛上皮腫はすべて予後不良で,その悪性度を検討したり,組織学的に細分化することは意義がないという意見もある。
 しかし,現実には,本腫瘍患者の予後が必ずしも全例一様に不良であるとはいえないのであつて,諸家の報告にも,また当料の症例にも,治癒例がみられる。絨毛上皮腫の悪性度は,やはり検討を要する問題の一つであろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら