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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻3号

1967年03月発行

文献概要

誌上シンポジウム"新生児"・3 新生児のけいれん

けいれんの臨床的原因

著者: 奥山和男1

所属機関: 1国立小児病院小児内科

ページ範囲:P.206 - P.209

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 新生児のけいれんは,ほとんど常に症候性のものであり,特発性のものはないといわれております。その原因疾患は重篤なものが多いこと,従つて,予後不良のものが多いことから,私ども新生児を扱うものにとつて,新生児けいれんの診断治療は大きな問題となつております。昭和41年1月から11月までに,国立小児病院新生児室に収容された患児のうち,けいれんを発したものが21例ありました。すなわち,成熟児が9例,未熟児が12例であります。
 臨床所見および病理所見から,推定したけいれんの原因は表1のごとくであります。7例,すなわち全体の1/3は分娩障害が原因と考えられましたが,成熟児だけについてみますと,分娩障害は9例中6例,3分の2を占めております。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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