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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻3号

1967年03月発行

文献概要

症例

双生児輸血症候群の1例

著者: 狐塚重治1 上久保英市1

所属機関: 1神戸海星病院産婦人科

ページ範囲:P.225 - P.228

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はじめに
 一卵生双胎において胎盤内の第3血行,すなわち動脈静脈吻合を通じて一方の児より他方の児へ輸血されることがある。その結果一方の児は貧血を起こし蒼白くやせて小さく,他方の児はこれに反し多血のため充血して血色がよい。
 このような双生児の状態を双生児輸血症候群(Twin Transfusion Syndrome,Twin-to-TwinTransfusion Syndrome, Transplacental Trans—fusion Syndrome)という。比較的まれなものであるといわれているが,われわれは最近その1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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