icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻3号

1967年03月発行

Isotope入門・2

産婦人科領域における甲状腺機能検査としてのTriosorb Test

著者: 赤須文男1 舘野政也2

所属機関: 1金沢大学医学部産婦人科教室 2富山県立中央病院産婦人科

ページ範囲:P.237 - P.243

文献概要

はじめに
 従来から甲状腺機能検査法として基礎代謝率測定(BMR),血清蛋白結合ヨード測定(PBI)血清Cholesterolの測定などが行なわれてきたが,最近はRadioisotope (R.I.)を用いる方法が一般化されてきた。すなわち,甲状腺131I摂取率,PB131I交換率,唾液内131I排泄率,Scintigramなどであるが(表1),これらはいずれも患者に131Iを投与して行なう検査法であり,産科婦人科領域でことに妊婦の甲状腺機能を検査する場合にはR.I.の胎児におよぼす影響の問題があり,このために,妊婦の甲状腺機能の判定にR.I.を用いることは危険であるといわなければならない。
 われわれはこの点安全であると思われるTrio—sorb Test (131I triiodothyronine resine spongeuptake (T3131I R.S.U.)を臨床的に応用し,この成績を他の成績などと比較検討した。TriosorbTestはなお今日各方面から研究されている19)20)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら