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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻3号

1967年03月発行

薬の臨床

Chloramphenicol, Azalomycin F配合腟錠の臨床的検討

著者: 張南薫1 野原俊一1 杉山心一1 国井勝昭1 伊藤達也1

所属機関: 1昭和大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.256 - P.258

文献概要

はじめに
 Chloramphenicolは1947年以来,広く使用されている広域抗生物質で,その効果は各領域において確認されている。本剤の腟錠についても,Car—bamidine, Nystatinとの合剤が製作使用されており,その効果も認められている1)2)
 Azalomycin Fは1957年,本邦において発見製造せられた抗真菌・原虫抗生物質で,Streptomy—ces hygroscopicus K5-4の産生する白色針状結品物質であり,Trichomonas vaginalisに対する最低発育阻止濃度は3.125〜25.0mcg/ml.Can—dida albicansに対するそれは,1.56〜6.25mcg/mlであるとされている4)5)。本剤の腟錠についても,抗トリコモナス,抗真菌作用があることが報告されており,われわれもこれを確認報告した5)〜10)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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