文献詳細
文献概要
私の座右書
魅せられた二つの本
著者: 真田幸一1
所属機関: 1日立総合病院産婦人科
ページ範囲:P.338 - P.338
文献購入ページに移動1) The Ciba collection of medicalillustration (Frank H.Netter.M.D.)
Ciba pharmaceutical co.がlooselief folioの形で10年にわたつて作つてきた図譜をまとめたもので1953年に初版となつたcolour illustra—tionである。私の手元にあるのは1964年の第6版で4巻6冊,そのうち1,2,4巻はそれぞれ神経系,生殖器系,内分泌系の集大成で私達の領域と関係が深い。ことに第2巻の子宮内膜組織所見,腟スメア所見等の顕微鏡写真や,第4巻の性分化の異常に関する一連の記述等は,日常我々の診療生活に寄与する所きわめて大きい。
全巻を通じて図柄が美しく,各項目毎に簡潔な綜説,各疾患毎に明快な解説が記載されており,医科大学の学生から専門の分野に活動するものまで,教えられるところが多いと思う。入手したばかりで,座右書と呼ぶにはまだ消化の仕方が足りないようにも思うがあまりに惚れ込んだ(?)のであえて挙げさせていただく次第。
Ciba pharmaceutical co.がlooselief folioの形で10年にわたつて作つてきた図譜をまとめたもので1953年に初版となつたcolour illustra—tionである。私の手元にあるのは1964年の第6版で4巻6冊,そのうち1,2,4巻はそれぞれ神経系,生殖器系,内分泌系の集大成で私達の領域と関係が深い。ことに第2巻の子宮内膜組織所見,腟スメア所見等の顕微鏡写真や,第4巻の性分化の異常に関する一連の記述等は,日常我々の診療生活に寄与する所きわめて大きい。
全巻を通じて図柄が美しく,各項目毎に簡潔な綜説,各疾患毎に明快な解説が記載されており,医科大学の学生から専門の分野に活動するものまで,教えられるところが多いと思う。入手したばかりで,座右書と呼ぶにはまだ消化の仕方が足りないようにも思うがあまりに惚れ込んだ(?)のであえて挙げさせていただく次第。
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