文献詳細
臨床瑣談
文献概要
日常の診療で頻発するのは,診断としては妊娠であり,治療としては外頸部の偽糜欄である。両者ともその方法は甚だ多種で,いずれを採用すべきかは理論と習慣とに左右され,統一は困難である。それで茲に,これに関して私の常用している方法に就き自信ある卑見を述べて,汎く忌憚のない高見を要望する次第である。但し妊娠の診断としては,その初早期に関して既に幾度となく本誌にも載せたので,この度は単に時期判定法だけに限局することとした。
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