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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻6号

1967年06月発行

シンポジウム 産婦人科領域における保存的手術療法--第140回日本産科婦人科学会東京地方部会例会シンポジウムより

子宮破裂の保存的手術療法

著者: 佐藤美好1

所属機関: 1日本医科大学第一病院産婦人科

ページ範囲:P.458 - P.461

文献概要

 子宮破裂は漸次増加の傾向が見られ,この面の検討が盛んに行なわれておりますが,手術処置に対する検討は比較的少ないように思います。特に完全子宮破裂に対する手術処置は,従来,子宮摘除が一般的に原則となつており,特殊例にのみ保存的手術たる縫合法が行なわれてきています。近時,ショック療法,輸血,輸液,抗生物質による感染防止,その他化学療法等の発達により,子宮保存療法を行なう傾向が増加してもよいと考えられ,症例の報告とともに治療の変遷について,いささかふれてみたいと思います。
 もとより症例が少ないものですから,当病院および派遣病院の症例に加えて,都内の病院および市外の病院126にアンケートを出し,「症例あり」と回答をいただいた病院の直接関係者および担当者にお会いして,いろいろお聞きしたことなど合わせてご報告したいと思います。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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