文献詳細
連載講座 産婦人科医のための血液学・7
文献概要
はじめに
最近における血液学のありかたは,血液を機能的あるいは動的に把握する方向に進み,また各々の血球系についても,これを細胞化学的ないしは生化学的に研究するようになつて,最も古典的な問題である白血球の形態学的な量,質の検討などは今日ではもはや日常の臨床検査の範囲に属しているといつてよい。
また一方では血球系の神経的,体液的調節機序,免疫血液学,適応症候群など,白血球系における全身的な生物学的反応として新たな問題が提示され,わが産科領域においてもこの観点から新しい領域がひらかれようとしているといつてよいであろう。
最近における血液学のありかたは,血液を機能的あるいは動的に把握する方向に進み,また各々の血球系についても,これを細胞化学的ないしは生化学的に研究するようになつて,最も古典的な問題である白血球の形態学的な量,質の検討などは今日ではもはや日常の臨床検査の範囲に属しているといつてよい。
また一方では血球系の神経的,体液的調節機序,免疫血液学,適応症候群など,白血球系における全身的な生物学的反応として新たな問題が提示され,わが産科領域においてもこの観点から新しい領域がひらかれようとしているといつてよいであろう。
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