icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻7号

1967年07月発行

文献概要

症例

多発した石灰化筋腫の1例

著者: 竹中静広1 恒吉康男1

所属機関: 1鹿児島大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.590 - P.591

文献購入ページに移動
はじめに
 子宮筋腫の続発性変化としては,粘液変性,硝子様変性,石灰化,脂肪変性,嚢腫状変性などの栄養障害によるもののほか,壊死,炎症,悪性変化などがあるが,このうち石灰化は比較的まれで,全子宮筋腫中Piquand1)は3%,吉永2)は0.6%,Möbius3)は1.9%,村井4)は0.39%,桜井5)は1.2%と報告している。われわれは最近,石灰化中きわめてまれとされている多発性石灰化筋腫の症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?