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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻8号

1967年08月発行

研究

子宮卵管通気曲線に及ぼす精神調整剤の影響について

著者: 中嶋唯夫1 柳下晃1 島田清1 柄沢和雄1 足立康弘1 加口直衛1 吾妻博1 竹内稔弘1 堀江紏1 川嶋正也1 遠藤正枝1

所属機関: 1日本赤十字社本部産院

ページ範囲:P.659 - P.664

文献概要

はじめに
 不妊症の診察に際し,卵管因子は既知因子として重要な位置を占めているが,卵管疎通性の有無を検討し,諸検索にもかかわらず終に疎通性を見出しえず,開腹後はじめて疎通性を発見することはまれでなく,また疎通性を見出し得ぬまま妊娠成立に至ることもまれでない。このような事実から我々は卵管疎通障害の治療としての手術療法,すでに発表したキモプシン療法の他,すでに中間報告を行なつたごとく卵管攣縮を主たる対象として従来の自律神経遮断剤に代わつて精神調整剤の効果を報じたが,その後さらに症例を加え検討を行なつたのでここに報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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