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グラフ 新生児の観察シリーズ・2
新生児のめずらしい症候群—Ⅰ.Klippel-Weber症候群/Ⅱ.Pierre-Robin症候群
著者: 島田信宏12
所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科教室 2国際聖母病院産婦人科
ページ範囲:P.695 - P.698
文献購入ページに移動オランダの医師van der Hoeveは母斑に一致する病変が皮膚以外の諸器管にも生じて一つのまとまつた症候群を呈する時,これを母斑症Phakomatoseということを提唱し,現在では全身性,局所性母斑症の2つに分けられている。全身性母斑症の中には有名なRecklinghausen氏病も含まれ,局所性母斑症には三叉神経の支配域に母斑のできるSturge—Weber症候群があり有名である。この局所性母斑症の中にKlippel, Weberの2人の名をとつたKlippel-Weberというのがあり,単純性血管腫のある部分の偏側性肥大をともなうものとされている。
聖母病院産科で出生した新生児の中に,Klippel-Weber Syndromeと診断してよいと考えられるめずらしい1例を発見したので発表する。
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