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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻9号

1967年09月発行

特集 流早産の原因と治療の問題点

流早産の原因と治療の問題をめぐつて

著者: 渡辺金三郎1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.699 - P.701

文献概要

はじめに
 本邦における流早産の頻度は,原因の解明とこれに伴う治療法の進歩により,ここ数年間に従前の1/2近くまでの減少をみたとはいえ,いまなお10%前後である。このことは,本症の原因のうちには,まだ推論の域を脱しないものや,原因は確認されていても治療法の開発されていないものがある他,実際面では多くの原因が相錯綜しているため,真相が把握されないままに終るものの多いことによるものである。したがつて最近における流早産の原因と治療に関する問題点を探り,明日への躍進に資することは,誠に意義深いことであるので,問題となつている主なものについて概説することにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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