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文献概要
今月の臨床 早期子宮頸癌--今日の焦点
子宮頸癌診断の手順
著者: 天神美夫1
所属機関: 1癌研究会附属病院婦人科
ページ範囲:P.79 - P.83
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子宮頸癌診断方法として現在種々な方法が行なわれているが,臨床診断法として日常用いられているもののうちその主力をなす方法はやはり細胞診,コルポスコピー,組織診の三者となるであろう。この診断法でもそれぞれ長所と短所をそなえていることももちろんであり,その一つ一つを異なる時期,異なる場所で行なうよりは一定の手順に従って順序よく施行していくと各診断法の欠点をカバーし合うことにもなり,肉眼的には見逃しやすいいわゆる臨床前癌もうまくひろいあげることがでぎることとなる。また一定の順序で検査をすすめていくことはうつかり検査しそこなつたり,適切な材料も採取しそこなつたりすることをふせげることになる。
ここでいう診断にはもちろん,肉眼診ではうつかり見逃してしまうような早期癌および視触診ではいかんともし難い臨床前癌であり,また子宮頸管内に限局した初期癌の診断が対象になるわけで肉眼的に明らかな癌に対してではない。
子宮頸癌診断方法として現在種々な方法が行なわれているが,臨床診断法として日常用いられているもののうちその主力をなす方法はやはり細胞診,コルポスコピー,組織診の三者となるであろう。この診断法でもそれぞれ長所と短所をそなえていることももちろんであり,その一つ一つを異なる時期,異なる場所で行なうよりは一定の手順に従って順序よく施行していくと各診断法の欠点をカバーし合うことにもなり,肉眼的には見逃しやすいいわゆる臨床前癌もうまくひろいあげることがでぎることとなる。また一定の順序で検査をすすめていくことはうつかり検査しそこなつたり,適切な材料も採取しそこなつたりすることをふせげることになる。
ここでいう診断にはもちろん,肉眼診ではうつかり見逃してしまうような早期癌および視触診ではいかんともし難い臨床前癌であり,また子宮頸管内に限局した初期癌の診断が対象になるわけで肉眼的に明らかな癌に対してではない。
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