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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科22巻10号

1968年10月発行

薬の臨床

Valpinの分娩経過に及ぼす影響について

著者: 寿田鳳輔1 新井和夫1 斎藤仁隆1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.893 - P.897

文献概要

I.まえがき
 Valpinは,WeinerおよびGordonによつて合成されたtropine構造をもつた鎮痙剤spasmolyticaで,一般名を,Anisotropine methylbromide,化学名を2-Propyl pentanoyl tropinium methylbromideと称し,次のような化学構造をもつている。
 本剤の薬理作用はアトロピンに類似した効果をもつた鎮痙剤であつて,その効果は臓器に対して顕著であり,瞳孔や唾液分泌などに対する影響は極めて少ないので,臓器に対する鎮痙効果を期待するときには有効であると考えられる。ここでは,Valpinの分娩経過に及ぼす影響について検討したので,臨床成績とともに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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