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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科22巻11号

1968年11月発行

薬の臨床

新界面活性剤TS−88を使用した避妊発泡錠剤E−136の臨床実験

著者: 古沢嘉夫1 古屋鞆彦1

所属機関: 1都立墨東病院産婦人科

ページ範囲:P.989 - P.992

文献概要

はじめに
 現在日本では腟内避妊薬として発泡錠,ゼリー,フォームなど多種の剤型が市販されている。それらの主成分である殺精子剤は,殆んどが酢酸フェニール水銀で,臨床的にはその薬剤の避妊効果はいずれもほぼ満足できる範囲にあり,また,使用時特に問題になるような副作用も認められていないことは,これまでの我々の臨床実験,および十数年にわたつて使用されてきた事実からも裏付けられている。
 しかし,酢酸フェニール水銀製剤には若干の経年変化が認められることがあり,また,なによりも最近問題になつている水銀化合物の毒性に全く無関係とは言い難いことは重大な問題である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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