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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科22巻2号

1968年02月発行

研究

Lacto A milkの新生児に対する使用成績

著者: 井槌進1 荒川公秀1 浜田悌二1 高橋英博1

所属機関: 1九州大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.155 - P.162

文献概要

はじめに
 近年の人工栄養の進歩は,とくに母乳分泌の十分でない母とその乳児に対して大きな福音をもたらしている。 とはいえ,乳児にとつて母乳にまさる完全な食物はないという事実は現在においても変わりはなく,この見地から人工乳をできるだけ母乳へと近ずける試みは絶え間なく続けられ,むしろ近年その追求は激しさを加えつつあるともいえよう。
 今回,U社においては,milkの母乳化を目ざして不飽和脂肪酸配合などの栄養素組成の改善とともに,新たに母乳中に多量に含まれる1)2)とされるlysozymeを添加し,さらにnucleotideをも加えたLacto A milk(以下L-milkと略す)を作製し,その試用を求められたので,新生児を対象にこれを使用し,その成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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