icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科22巻3号

1968年03月発行

症例特集 新生児異常

心臓転位した新生児の1例

著者: 上野雅清1 番匠信夫2

所属機関: 1田園調布中央総合病院産婦人科 2順天堂大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.217 - P.220

文献概要

はじめに
 ここ数年来新生児に関する関心がたかまり,その研究も各方面に進歩発展がみられ,今まで産科学の一分野にしかすぎなかつたものから新生児学という独立した型のものへと変わりつつある現況である。
 産科医にとつては分娩を起点として,出産直後から生後7〜10日目位までの新生児の哺育と異常に対する観察を義務づけられるわけであるが,新生児にみられる異常は外表奇形のように一目瞭然のものから,呼吸異常,チアノーゼ,痙攣等早期に処置を要するもの,あるいは発熱,嘔吐,黄疸のように症状が現われてから検査成績に基づいて処置を行ないうるものなど幅広くみられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら