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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科22巻3号

1968年03月発行

研究

腟スミア自己採取法の改良—cytosponge法

著者: 高橋義浩1 小西公巳1 竹本泰三1 横山泰2

所属機関: 1奈良県立医科大学産婦人科教室 2大阪府立成人病センター婦人科

ページ範囲:P.277 - P.280

文献概要

はじめに
 子宮癌の治癒成績をあげるためには,現段階では,その早期発見,早期治療が最も有力な手段である。このためには,座して有症状者あるいは定期検診希望者を診療機関にて待つのではなく,積極的に無症状者の集団検診を行なうのが最も望ましいことはいうまでもない。しかし,その集団が女性であるという特殊性があり,未だその努力にもかかわらず,組織化された大規模な子宮癌検診は数少なし。
 子宮癌のmass screening techniqueとしては,細胞診が最も有力であることは異論のないところである。現在,我が国ではこの集団検診の受診率をあげるために,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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