文献詳細
薬の臨床
17α-ethynyl-19-Nortestosterone 2mgとMestranol 100rの混合剤の避妊効果に関する臨床成績
著者: 小林拓郎1 雨森良彦1 渡辺卓1 市川尚1
所属機関: 1東京大学医学部産婦人科教室
ページ範囲:P.359 - P.365
文献概要
1954年Djerassi et al.により経口投与で活性の失われない黄体ホルモソの合成に成功して以来,相次いで200種類におよぶいわゆる経口ゲスターゲンが合成され,その一部についてはPincus et al.により強力な排卵抑制作用を持つことが確認された。
1956年San Juan,Puerto RicoにおけるPincus et Rockにより経口ゲスターゲンであるNorethynodrclの臨床実験が施行され,満足すべき避妊効果が得られて以来,経口避妊薬としてこれら合成ゲスターゲンは注目を浴びるに至つた。
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