文献詳細
薬の臨床
文献概要
はじめに
ノルステロイド系の合成ゲスターゲンは効果は強力であるが男性作用,奇型発生,性機能への副作用などが見られる欠点をもつている。1960年Reerink1)らはこれらの作用のない合成黄体ホルモンのretroprogesteroneを始めて合成した。
先に教室の岡村ら2)は6-Dchydro-retroprogesterone(Duphaston)を無月経,黄体機能不全,機能性出血,月経困難症,妊娠テストに臨床的に使用して他の合成ゲスターゲンに劣らぬ作用があり,又他の薬剤にみられぬ特異な利点のあることを報告した。
ノルステロイド系の合成ゲスターゲンは効果は強力であるが男性作用,奇型発生,性機能への副作用などが見られる欠点をもつている。1960年Reerink1)らはこれらの作用のない合成黄体ホルモンのretroprogesteroneを始めて合成した。
先に教室の岡村ら2)は6-Dchydro-retroprogesterone(Duphaston)を無月経,黄体機能不全,機能性出血,月経困難症,妊娠テストに臨床的に使用して他の合成ゲスターゲンに劣らぬ作用があり,又他の薬剤にみられぬ特異な利点のあることを報告した。
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