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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科22巻4号

1968年04月発行

薬の臨床

Duphastonによる切迫流早産の治療成績

著者: 右京徹三1 大沢章吾1 北條泰輔1

所属機関: 1新潟大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.377 - P.379

文献概要

はじめに
 ノルステロイド系の合成ゲスターゲンは効果は強力であるが男性作用,奇型発生,性機能への副作用などが見られる欠点をもつている。1960年Reerink1)らはこれらの作用のない合成黄体ホルモンのretroprogesteroneを始めて合成した。
 先に教室の岡村ら2)は6-Dchydro-retroprogesterone(Duphaston)を無月経,黄体機能不全,機能性出血,月経困難症,妊娠テストに臨床的に使用して他の合成ゲスターゲンに劣らぬ作用があり,又他の薬剤にみられぬ特異な利点のあることを報告した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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