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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科22巻5号

1968年05月発行

研究

視床下部の破壊実験による性機能の変化

著者: 鈴木雅洲1 杉田茂仁1

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.391 - P.396

文献概要

はじめに
 周知のように性機能は直接には下垂体前葉一卵巣系のホルモンにより支配されている。下垂体前葉機能はさらに上位の間脳視床下部に密接な関係を有していることが明らかになり,性機能を知るために,視床下部—下垂体前葉—卵巣機能を理解することが必要である。臨床面においても,末梢性殖器を対象とする性ホルモン療法より進んで,下垂体前葉や視床下部を刺激,または麻痺する治療法が検討されるようになつた。視床下部の性機能に対する研究は数十年来行なわれ,種々の方法論的考察が試みられたが,未だその機能の全貌を明らかにするまでに至つていない。そこで著者らは,視床下部破壊実験による性機能の変化についての文献的綜説を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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