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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科22巻5号

1968年05月発行

文献概要

学会展望

第20回日本産科婦人科学会総会を視聴して

著者: 赤須文男1

所属機関: 1金沢大学医学部産科婦人科教室

ページ範囲:P.445 - P.446

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 自然科学の研究分野は予想できないところまで広められ,他面,はてしなく深く堀下げられてゆきつつある現状で,一体,総会というものはどのような姿であるのが最ものぞましいのだろうかという議論が我々の間でしばしば交見された。ことに会長の小林教授と私はこの問題で話し合つた。構想を練り,ビジョンを産み出す事は誰にでもできることであるし,また,誰でもそれらを持つているであろう。ただそれを実現させること,あるいは行動に移すということはなかなかできないものである。その点,小林会長はまことに見事に演出されたと思う。今度の会ではKobayashiismが如実に示されていたように思う。このことは,確かに新機軸を出されたといつてよい。我が学会では春の総会の他に秋の臨床大会があり,加えていくつかの委員会(今はそのいくつかは専門部会となつたが)があり,これらにある1つの会の流れ(性格)が要求されていたことは確かであつた。でなければ,同じような会が乱立する印象をうけるからである。今回の総会の印象的なものについて以下私見を述べたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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