文献詳細
症例
文献概要
はじめに
子宮奇形は胎生期のMüller氏管の癒合不全あるいは発育不全により生じ,その頻度は比較的まれである。しかもかかる子宮奇形は結婚前に診断が確定されることは少なく,実際的には不妊症,習慣性流早産の原因追求時に偶然発見されることが多い。
我々は今回流産の原因精査中に分離重複子宮を確認,第3回目の妊娠時には無事37週6日まで妊娠を持続し2525gの生児を得た1例に遭偶したのでその概要を報告する。
子宮奇形は胎生期のMüller氏管の癒合不全あるいは発育不全により生じ,その頻度は比較的まれである。しかもかかる子宮奇形は結婚前に診断が確定されることは少なく,実際的には不妊症,習慣性流早産の原因追求時に偶然発見されることが多い。
我々は今回流産の原因精査中に分離重複子宮を確認,第3回目の妊娠時には無事37週6日まで妊娠を持続し2525gの生児を得た1例に遭偶したのでその概要を報告する。
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