icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科22巻6号

1968年06月発行

文献概要

薬の臨床

婦人科的出血に対する結合型エストロゲン製剤であるPremarin錠の応用

著者: 舘野政也12 金城国弘12 丸山裕史12

所属機関: 1金沢大学医学部産科婦人科学教室 2富山県立中央病院産科婦人科

ページ範囲:P.537 - P.540

文献購入ページに移動
はじめに
 婦人科的各種出血に対して,従来からそれぞれの原因によつてホルモン剤や各種の止血剤が用いられてきている。最近,止血剤として抗プラスミン剤の台頭が著しく,それによつてかなり良好な成績を上げている報告もみられるが,今回われわれはPremarinがplasminogenからplasminへの変化の過程でactivatorとなる物質に作用し,これを減少させるという報告を知つたので,結合型Estrogen剤であるPremarin錠を不正性器出血,子宮筋腫術後の断端出血および癌出血に使用する機会を得たので,少数例であるが中間的報告としてその成績について以下述べてみたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?