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今月の臨床 ゴナドトロピン--今日の焦点
ゴナドトロピンの化学
著者: 松島早苗1
所属機関: 1帝国臓器製薬株式会社化学研究部
ページ範囲:P.633 - P.639
文献購入ページに移動 ゴナドトロピンをめぐる問題点は豊富であり,直接,間接にG (以下ゴナドトロピンをGと略称する)の化学に関連する報文も少なくない。しかしその化学的研究そのものに限つて考えた場合,画期的な発展を見いだすことはできず,一種の停滞感を感じさせるのが現状であると思う。それでは何がGの化学的研究を停滞させているか。ここで,Gもそのうちの一つである蛋白質ホルモンについての化学的研究の一般的なパターンと対比してGに関する化学的研究の現状を考えて見たいと思う。
(1)まず特定の組織の抽出物に特異的な生物学的な作用を認めることが有効物質の化学的追求の端緒となることはいうまでもない。
(1)まず特定の組織の抽出物に特異的な生物学的な作用を認めることが有効物質の化学的追求の端緒となることはいうまでもない。
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