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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科22巻8号

1968年08月発行

今月の臨床 ゴナドトロピン--今日の焦点

ゴナドトロピンと卵巣におけるステロイドホルモン生合成—殊に黄体機能との関係について

著者: 平井正直1 中尾健1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学薬理学教室

ページ範囲:P.641 - P.651

文献概要

はじめに
 先に著者は,"Progestinの薬理"について総説し(平井,1967),progesteroneおよび合成progestinsの吸収,体内運命および排泄に関し報告した。今回は,卵巣のsteroid hormone生合成を中心に,gonadotropin(Luteinizing hormone-LH-,Follicle stimulating hormone-FSH-, Luteotropichormone-LTH-, Interstitial cell stimulating hor-mone-ICSH)の影響,黄体機能,およびこれに影響を与える諸因子について各種族差を吟味しつつ最近の研究の動静について報告したい。
 黄体の生命はLHの影響下,排卵時に形成されることにより始まる。次いで黄体の分化,発育の時期に入りやがて旺盛な分泌の時期を経て,次いで退行性の変化が起こつてくる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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