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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科22巻8号

1968年08月発行

今月の臨床 ゴナドトロピン--今日の焦点

下垂体性ゴナドトロピンの分泌機序

著者: 五十嵐正雄1

所属機関: 1群馬大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.653 - P.657

文献概要

I.脳下垂体性ゴナドトロピンの種類
 脳下垂体前葉から分泌される,性腺刺激ホルモンには表1のようなFSH, LH, prolactinの3種が区別され,その各々の作用は表2のとおりである。表2においてprolactinはラット,マウスなどでは確かにluteotrophic (黄体刺激)作用をもら,LTHと一致するが,サルや婦人ではLTH作用をもたないらしいという見解が最近は有力であるが,婦人の月経周期の黄体期にprolactin様物質の尿中排泄の増加が証明されており(Fujii&Shimizu 1957),この問題の解決は今後の研究にまたなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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