文献詳細
今月の臨床 ゴナドトロピン--今日の焦点
文献概要
I.脳下垂体性ゴナドトロピンの種類
脳下垂体前葉から分泌される,性腺刺激ホルモンには表1のようなFSH, LH, prolactinの3種が区別され,その各々の作用は表2のとおりである。表2においてprolactinはラット,マウスなどでは確かにluteotrophic (黄体刺激)作用をもら,LTHと一致するが,サルや婦人ではLTH作用をもたないらしいという見解が最近は有力であるが,婦人の月経周期の黄体期にprolactin様物質の尿中排泄の増加が証明されており(Fujii&Shimizu 1957),この問題の解決は今後の研究にまたなければならない。
脳下垂体前葉から分泌される,性腺刺激ホルモンには表1のようなFSH, LH, prolactinの3種が区別され,その各々の作用は表2のとおりである。表2においてprolactinはラット,マウスなどでは確かにluteotrophic (黄体刺激)作用をもら,LTHと一致するが,サルや婦人ではLTH作用をもたないらしいという見解が最近は有力であるが,婦人の月経周期の黄体期にprolactin様物質の尿中排泄の増加が証明されており(Fujii&Shimizu 1957),この問題の解決は今後の研究にまたなければならない。
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