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今月の臨床 ゴナドトロピン--今日の焦点
ゴナドトロピンの測定—特にRadioimmunoassayを中心に
著者: 礒島晋三1
所属機関: 1徳島大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.669 - P.673
文献購入ページに移動はじめに
ゴナドトロピンの測定は,HCG,LHおよびFSHなどすべてBioassayにたよつていたが,1960年Wideらがはじめて赤血球凝集阻止反応を利用したHCGのImmunoassayを発表するに及んで,これが広く利用されるようになつた。
BioassayとImmunoassayとは,それぞれゴナドトロピン分子の生物活性基と抗原基を測定しているのであるから,必ずしも測定値が一致するとは限らない。すなわち抗原基は安定なのに比して,生物活性基は非常に不安定なために,ゴナドトロピンの保存および抽出法の如何によつては,両者に大きい開きが出ることが考えられる。
ゴナドトロピンの測定は,HCG,LHおよびFSHなどすべてBioassayにたよつていたが,1960年Wideらがはじめて赤血球凝集阻止反応を利用したHCGのImmunoassayを発表するに及んで,これが広く利用されるようになつた。
BioassayとImmunoassayとは,それぞれゴナドトロピン分子の生物活性基と抗原基を測定しているのであるから,必ずしも測定値が一致するとは限らない。すなわち抗原基は安定なのに比して,生物活性基は非常に不安定なために,ゴナドトロピンの保存および抽出法の如何によつては,両者に大きい開きが出ることが考えられる。
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