文献詳細
今月の臨床 ゴナドトロピン--今日の焦点
文献概要
はじめに
ゴナドトロピンの測定は,HCG,LHおよびFSHなどすべてBioassayにたよつていたが,1960年Wideらがはじめて赤血球凝集阻止反応を利用したHCGのImmunoassayを発表するに及んで,これが広く利用されるようになつた。
BioassayとImmunoassayとは,それぞれゴナドトロピン分子の生物活性基と抗原基を測定しているのであるから,必ずしも測定値が一致するとは限らない。すなわち抗原基は安定なのに比して,生物活性基は非常に不安定なために,ゴナドトロピンの保存および抽出法の如何によつては,両者に大きい開きが出ることが考えられる。
ゴナドトロピンの測定は,HCG,LHおよびFSHなどすべてBioassayにたよつていたが,1960年Wideらがはじめて赤血球凝集阻止反応を利用したHCGのImmunoassayを発表するに及んで,これが広く利用されるようになつた。
BioassayとImmunoassayとは,それぞれゴナドトロピン分子の生物活性基と抗原基を測定しているのであるから,必ずしも測定値が一致するとは限らない。すなわち抗原基は安定なのに比して,生物活性基は非常に不安定なために,ゴナドトロピンの保存および抽出法の如何によつては,両者に大きい開きが出ることが考えられる。
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