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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科23巻1号

1969年01月発行

文献概要

シンポジウム 妊娠中毒症による胎児および新生児死亡の原因と対策

死産,未熟児出生,新生児死亡の原因—母体と胎児の物質代謝(薬剤作用も含む)

著者: 城戸国利1

所属機関: 1京都大学

ページ範囲:P.12 - P.22

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はじめに
 晩期妊娠中毒症における母体物質代謝の病的変動が胎児死亡,未熟児出生,新生児死亡などの原因として非常に重大な意味をもつとしても,両者間の因果関係を正確にみきわめることは非常に困難な問題である。
 よつて今回は晩期妊娠中毒症の際の母児血中成分量を調査して,その変動から晩期妊娠中毒症では母体の物質代謝がどのように変化し,それが胎児の物質代謝ひいては胎児の生命や発育にいかなる影響を及ぼしているかを推察しようと考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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