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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科23巻1号

1969年01月発行

シンポジウム 妊娠中毒症による胎児および新生児死亡の原因と対策

子宮内胎児健否の診断と遂娩時期,方法

著者: 中山道男1

所属機関: 1熊本大学

ページ範囲:P.40 - P.49

文献概要

はじめに
 晩期妊娠中毒症(以下中毒症と略す)は,複雑多岐にわたる疾患であるが,その病態生理は次第に解明されつつあり,治療や予防もまた急速に進展してきた。しかしながら,一方母体の一分身として当然予想される中毒症の胎児や新生児の諸種の障害やその対策については,遺憾ながら等閑視されている観があると考える。
 そこでまず中毒症の胎児および新生児に与える影響を知る目的で,教室の中毒症患者のうち,多胎妊娠,人工妊娠中絶例を除いた301例について臨床統計的観察を試み,次いで中毒症児の予後の診断ならびにその対策について考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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