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薬の臨床
新生児における低電解質粉乳による電解質代謝について
著者: 橋本清1 武田佳彦1 岡崎忠雄1 工藤尚文1 中村淳一1 高田智价1
所属機関: 1岡山大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.65 - P.70
文献購入ページに移動近年,社会状勢の変化により母乳栄養率が減少し,人工栄養児が増加しているが,やはり新生児,乳児にとつて母乳の直接授乳が最適であることは論をまたない。しかし,社会環境の変化による人工栄養児の増加が必然のものであるならば,育児用粉乳のさらにいつそうの母乳化が望まれる。このたび森永乳業株式会社は,従来の育児用粉乳に比べ,脂肪酸組成の母乳化電解質組成の母乳化を特徴とするワンフォーミュラミルクであるダイヤG森永ドライミルク(以下ダイヤGと称す)を試作した。われわれはこれを正常新生児に投与し,電解質代謝を主とする検討を行なつたので,その成績を報告する。
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