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特集 産婦人科 今日の焦点・Ⅰ
フェニールケトン尿症
著者: 大浦敏明1
所属機関: 1大阪市立小児保健センター第1内科
ページ範囲:P.963 - P.968
文献購入ページに移動はじめに
先天性代謝異常症は毎年いくつかの新しい疾患が報告され,その数は現在おそらく百数十にのぼるであろう。しかもその多くのものは,肉体的異常のみならず精神薄弱を伴つている。これらの疾患の大多数は,今日なお治療の手段が見つかつていないが,いくつかの疾患については,なんらかの手段によつて多少とも治療可能であることが判明しつつある。
表1は精神薄弱を伴なう先天性代謝異常症のうち,多少とも治療効果の認められるものを,Bickel1)にしたがつてまとめたものである。
先天性代謝異常症は毎年いくつかの新しい疾患が報告され,その数は現在おそらく百数十にのぼるであろう。しかもその多くのものは,肉体的異常のみならず精神薄弱を伴つている。これらの疾患の大多数は,今日なお治療の手段が見つかつていないが,いくつかの疾患については,なんらかの手段によつて多少とも治療可能であることが判明しつつある。
表1は精神薄弱を伴なう先天性代謝異常症のうち,多少とも治療効果の認められるものを,Bickel1)にしたがつてまとめたものである。
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