文献詳細
文献概要
シンポジウム ホルモン療法の理論と実際 排卵誘発に用いるホルモンの使い分け
1. 蛋白体ホルモン
著者: 五十嵐正雄1
所属機関: 1群馬大学
ページ範囲:P.170 - P.178
文献購入ページに移動はじめに
婦人の排卵誘発に用いられる蛋白体ホルモンは主としてゴナドトロピンgonadotrophin,すなわち性腺刺激ホルモンでありますから,これからゴナドトロピン療法による人排卵誘発法について理論と実際上の問題点を内外の文献と私自身の経験からお話しし,会場の皆様から御批判をいただきたいと思います。
まず理想的な排卵誘発法とは何かと申しますと,排卵誘発効果が優れていることは勿論ですが,表1のように同時に副作用がほとんどないことも重要であります。そこで排卵誘発効果が優秀であるための条件としては表1の右側にあります三つの条件,すなわち第1に適応症の正しい選択,第2に使用する製剤の正しい選択,第3に投与方法が合理的であることの3条件が大切と考えられます。
婦人の排卵誘発に用いられる蛋白体ホルモンは主としてゴナドトロピンgonadotrophin,すなわち性腺刺激ホルモンでありますから,これからゴナドトロピン療法による人排卵誘発法について理論と実際上の問題点を内外の文献と私自身の経験からお話しし,会場の皆様から御批判をいただきたいと思います。
まず理想的な排卵誘発法とは何かと申しますと,排卵誘発効果が優れていることは勿論ですが,表1のように同時に副作用がほとんどないことも重要であります。そこで排卵誘発効果が優秀であるための条件としては表1の右側にあります三つの条件,すなわち第1に適応症の正しい選択,第2に使用する製剤の正しい選択,第3に投与方法が合理的であることの3条件が大切と考えられます。
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