icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科23巻3号

1969年03月発行

研究

急性炎症家兎におけるリンパ系造影法施行時のリンパ節の変化—ことに患側膝リンバ節

著者: 鈴木雅洲1 渡部侃1

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.223 - P.225

文献概要

はじめに
 リンパ系造影法は,1952年Kimmonth1,2)らによつて直接法が開発されて以来10年余りである。その後,本造影法の進歩には目をみはるものがあり,産婦人科領域においても,悪性腫瘍,なかでも子宮頸癌のリンパ節転移診断に関しても,主観的な見地から,さらに多くの検討がなされている3,4)。しかし,いまだ検討が待たれる問題も多い。
 われわれは,本造影法の副作用の一つである急性炎症時にその所属リンパ節を通じてリンパ系造影法を行なうことにより,その炎症を全身に波及させる可能性がひそんでいるということをすでに述べた5,6)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら