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臨床婦人科産科23巻3号

1969年03月発行

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交換輸血後の腸穿孔/胎児心音聴診

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ページ範囲:P.249 - P.249

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 1は4例,2は7例を報告している。
 Rh(−)母,Rh(+)父の子,帝王切開で出産(2,410g)5時間後交換輸血,時間の操作に耐えたが,6日目から直腸より出血,腹部膨満,試験穿刺を行なうとガスと液がとれる。しかしx-Pではガス像がない。腹膜炎症状つよく,開腹,左側に大量の便あり,大網・腸が癒着し,正確な穿孔部不明。付近を切除。救われ2.5歳で正常に発育。これは1の第1例。他の3例も大体似ており,すべて救われた。交換輸血で結腸穿孔というのはWaldhausen(Surgery54,365,1963)の報告に始まり数個の報告をみるが,Schwartzman反応によるという説と腸管感染説とになり,文献で26例原因不明,手術17例,救われたのは8例であるという。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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