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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科23巻4号

1969年04月発行

特集 免疫に関する問題点

ホルモンの免疫学的検査法

著者: 西田悦郎1

所属機関: 1金沢大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.305 - P.313

文献概要

 概要 近年,radioimmunoassay (放射性免疫学的分析)を初めとする種々の免疫学的検査法の利用により,ホルモンの微量定量法はきわめて進歩した。特に血中諸種蛋白体ホルモンの測定操作はかなり簡易となり,微量測定のorderは二つほど下がり,一挙に1/100またはそれ以上に微量化し,被検血漿も数ml以下あれば十分である。
 これらは内分泌学的研究面では勿論のこと,産科婦人科臨床面でも順次応用され,新しいホルモンの発見などとともに,多くの新知見がもたらされている。また血中estrogenなどsteroid hormoneの微量測定の面でも多くの可能性を示している。臨床実地面では,診断のみならず,治療面でもgonadotropin療法に際しての抗ホルモンantihormoneの出現・増加の検定などに応用されるであろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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