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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科23巻5号

1969年05月発行

文献概要

特集 卵管--その生理と臨床

卵管の運動

著者: 武田寛1

所属機関: 1塩野義研究所

ページ範囲:P.369 - P.374

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はじめに
 卵管機能のなかで,もつとも重要なものは,卵移送機能である。卵移送機序には,趨化性,繊毛運動,筋運動が考えられてきたが,現在筋運動をその主役とする説が有力である。もつとも,膨大部では繊毛運動,峡部では筋運動という報告1)もあり,繊毛運動がまつたく否定されたわけではない。しかし,いずれにせよ卵移送問題を追究するためには,まず卵管運動の実体が把握されねばならない。事実,多くの研究者がこの問題に取組み,報告も相当数にのぼつている。以下著者らが注目している自律神経,特に交感神経支配の面からみた卵管運動を中心に,卵管運動,そして卵移送を展望してみる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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