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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科23巻5号

1969年05月発行

特集 卵管--その生理と臨床

私たちの行なつている卵管不妊手術

著者: 前田一雄1 堀哲美1 鎌沢泉1 成田喜代司1

所属機関: 1鳥取大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.399 - P.405

文献概要

はじめに
 現在,不妊手術といえば卵巣や子宮に侵襲を加えないで,主として卵管に手術を行なうことをいう。卵管の不妊手術にはその主なものをひろつてみても,卵管圧挫結紮法,卵管結紮切断法,卵管間質部楔状切除法,卵管部分切除法,卵管断端埋没法など,きわめて多種類の方法がある1,4,6)
 さらに卵管に到達する方法として腹式,腟式,鼠径式の3つの方法がある。腟式には前腟円蓋を切開し,膀胱を子宮頸から剥離して膀胱子宮窩から腹腔に入る方法と後腟円蓋を切開してダグラス窩を開いて腹腔内に入る二つの方法がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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