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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科23巻6号

1969年06月発行

薬の臨床

膣トリコモナス症におけるMetronidazoleの経口単独療法と局所併用療法の比較検討

著者: 青河寛次1

所属機関: 1神戸健保中央病院産婦人科

ページ範囲:P.529 - P.534

文献概要

はじめに
 trichomonas vaginalis感染に対する化学療法の発展に伴い,本症の治療は経口投与だけで治癒可能であり,局所療法の必要性はなくなつたのではないか,という有力な考えを生じている。
 たとえばMetronidazoleの出現により,本症の内服療法が飛躍的な発展を呈したのは事実であるが,われわれの日常診療ではひきつづき局所療法が不可欠な治療法として選択実施されがちである。そして内服療法の奏効性にかかわらず,統計上,本症罹患数の激減は認められず,また,腟炎患者はいぜんすべてのクリニックて外来診療の重要分野を占めている現状である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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