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文献概要
シンポジウム 帝王切開術
帝王切開と麻酔
著者: 西邑信男1
所属機関: 1日本医科大学麻酔科
ページ範囲:P.637 - P.644
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帝王切開というのは,まず第一に場所と時間を問わずに行なわれるということであります。したがつて,いかにして安全に効果的に,しかも人員と設備を要しないで麻酔を行なえるか,という点が問題です。
しかしこれらのことに伴つて考えられることは,帝王切開といわず,あらゆる麻酔に伴う事故は,やはり医者の一般の常識の不足によるものが大部分であり,それら一般の注意をすれば,いかなる麻酔法でも同様に効果的で,しかも安全にできるのですが,ただ人員と設備の問題は解決の不可能な点であります。
帝王切開というのは,まず第一に場所と時間を問わずに行なわれるということであります。したがつて,いかにして安全に効果的に,しかも人員と設備を要しないで麻酔を行なえるか,という点が問題です。
しかしこれらのことに伴つて考えられることは,帝王切開といわず,あらゆる麻酔に伴う事故は,やはり医者の一般の常識の不足によるものが大部分であり,それら一般の注意をすれば,いかなる麻酔法でも同様に効果的で,しかも安全にできるのですが,ただ人員と設備の問題は解決の不可能な点であります。
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