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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科23巻9号

1969年09月発行

特集 分娩時出血--メカニズムとその対策

妊婦および帝切予定者に対する血液検査

著者: 品川信良1

所属機関: 1弘前大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.791 - P.794

文献概要

はじめに
 いまさら説明の必要もないであろうが,血液検査ということを,私がここで特にとりあげるのは,次の理由による。それは,「自然産道からの腟式分娩においても,帝王切開においても,産婦の生命を奪う最大の原因の一つが,いまなお出血であるから」である。したがつて,分娩立会者や帝切施術者が,あらかじめ行なつておくべき検査項目のなかで,最重点をおかれるべきものは,血液,それも,(1)血液型はなにか,(2)凝固障害はないか,(3)貧血はないか,の3点であることを,最初に私は強調しておきたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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