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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科23巻9号

1969年09月発行

文献概要

薬の臨床

黄体機能不全症ならびに乳汁分泌抑制に対するMegestrol acetate, Ethinyl estradiol配合剤の経口投与

著者: 柄沢和雄1 遠藤正枝1 浦野礼1 高梨武良夫1 佐々木茂1

所属機関: 1日本赤十字社本部産院

ページ範囲:P.809 - P.816

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緒言
 経口避妊薬として開発された種々の薬剤を,同様な経口服用により,種々の月経異常,機能性出血,切迫流,早産の治療,さらに乳汁分泌の抑制などにも利用した報告が従来認められるが,この種の合成黄体ホルモンにmegestrol acetateを用い,その4mgに,0.05mgのethinyl estradiolを配合し,強力な黄体ホルモン作用が認められ,かつ1日1錠の上記含有量使用時に,副作用のほとんど認められない薬剤といわれるSapilon錠(明治製菓)の入手により,以下のごとき不妊婦人の月経異常中,黄体機能不全,持続無排卵の症例および乳汁分泌抑制を目的とした症例を対象に使用,少し検討を行なつたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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