文献詳細
薬の臨床
Homochlorcyclizineの5-HTに対する拮抗について
著者: 寺木良巳12 北川行夫1
所属機関: 1昭和大学医学部第一薬理学教室 2大森赤十字病院産科婦人科
ページ範囲:P.817 - P.822
文献概要
セロトニン(5-HT)拮抗物質としては,LSDやme-thysergideなどがあげられるが,最近開発されたホモクロールサイクリジン(homochlorcyclizine,HC)は,抗セロトニン作用のみならず,抗ブラディキニン,抗ヒスタミン作用などのあることで注目されている。
セロトニン作用の中でも,摘出臓器の平滑筋に対する作用はよく検討されているが,in vivoの実験的研究は多くはない。
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