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文献概要
特集 性器出血とその診断
性器出血と悪性腫瘍の診断
著者: 加藤俊1 薬師寺道明1
所属機関: 1久留米大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.35 - P.40
文献購入ページに移動はじめに
実地臨床医家にとつて患者の出血症状は病因の軽重に関係なく,直接あるいは間接に患者の生命と関連することが多いため,きわめて重要視される症状の一つである。
特に産婦人科領域ほど多種多様の出血を,しかも頻繁に取扱う分野は少ないようで,列記しただけでも表1に示すごとく,その鑑別診断も容易でない場合もある。しかしわれわれ産婦人科医は常に出血という個々の原因を追求するある程度の知識と見解を持ちあわせていなければ,適切な診療は期しがたい。
実地臨床医家にとつて患者の出血症状は病因の軽重に関係なく,直接あるいは間接に患者の生命と関連することが多いため,きわめて重要視される症状の一つである。
特に産婦人科領域ほど多種多様の出血を,しかも頻繁に取扱う分野は少ないようで,列記しただけでも表1に示すごとく,その鑑別診断も容易でない場合もある。しかしわれわれ産婦人科医は常に出血という個々の原因を追求するある程度の知識と見解を持ちあわせていなければ,適切な診療は期しがたい。
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