文献詳細
特集 悪性腫瘍の診断
文献概要
はじめに
体癌は近年少しずつ増加しつつある癌ではあるが,もともとわが国では頸癌に比べて著しく発生頻度の低い疾患なので,日常の臨床のなかで遭遇する機会はそれほど多くはない。そのために,いつも体癌に対する注意を持ちつづけるのは容易ではない。
もともと,体癌をほかのさまざまな内膜疾患と比べてみても,内診や視診の上で固有の徴候を具えているわけではないし,それどころか,体癌の出血と,頸部のビランの出血の区別さえつきかねることもまれではない。
体癌は近年少しずつ増加しつつある癌ではあるが,もともとわが国では頸癌に比べて著しく発生頻度の低い疾患なので,日常の臨床のなかで遭遇する機会はそれほど多くはない。そのために,いつも体癌に対する注意を持ちつづけるのは容易ではない。
もともと,体癌をほかのさまざまな内膜疾患と比べてみても,内診や視診の上で固有の徴候を具えているわけではないし,それどころか,体癌の出血と,頸部のビランの出血の区別さえつきかねることもまれではない。
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