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薬の臨床
産科(主として分娩後)におけるネオマイゾンの使用経験
著者: 大谷善彦1
所属機関: 1九州厚生年金病院産婦人科
ページ範囲:P.1021 - P.1022
文献購入ページに移動 女性は,肛門,腟,外尿道口が隣接しているので,膀胱炎や性器内感染が起こりやすいが,分娩後は,産道や会陰に裂傷が生じるうえ,悪露が多く,しかも身体の運動が不充分のため,一般の細菌のほか,大腸内細菌,とくにE.Coliのごとき細菌感染の危険がはなはだ大きい。従つてかかる細菌に有効な抗生物質は産科領域でも非常に重要である。
今回,私は,分娩時会陰裂傷の縫合後や,帝王切開術後の感染防止,および分娩前後の子宮内感染にネオマイゾンを試用してみたので,その一部を報告する。
今回,私は,分娩時会陰裂傷の縫合後や,帝王切開術後の感染防止,および分娩前後の子宮内感染にネオマイゾンを試用してみたので,その一部を報告する。
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