icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科24巻12号

1970年12月発行

特集 産婦人科診断--最近の焦点

胎盤機能不全

著者: 中山徹也1

所属機関: 1東京大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.1093 - P.1095

文献概要

1.胎盤機能不全の診断法
 母体内の胎児の状態を知り,これを管理することが産科臨床上きわめて大切なことは申すまでもない。胎児は新しい生命として自律性をもつが,母体内にあるかぎり物質代謝面で専ら母体に依存している。この胎児と母体との接点にあるのが胎盤であつて,胎盤機能不全は胎児の生命を脅かすこととなる。よつて胎盤機能検査法が胎児管理法として古くからとり上げられてきた。この主なものを表1に挙げた。このうち日常臨床上容易に応用できるI)3)の胎盤の血管指数(vascular score:河合)と,Ⅱ)1)④の母体尿中estriol測定法を紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら