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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科24巻12号

1970年12月発行

文献概要

特集 産婦人科診断--最近の焦点

超音波による診断(Ⅱ)

著者: 竹内久弥1 中沢忠明1

所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.1105 - P.1110

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 超音波診断法は軟部組織の情報獲得に勝れた方法である。とくに超音波断層法は生体構造を断面像として描写,観察する力法であり,産科領域では胎児・胎盤を主とする妊娠子宮の描写に偉力を発揮し,婦人科領域では腹腔内や骨盤腔内の腫瘤の診断に有用である。従来,生体構造描写法としてはほとんど唯一のものであつたX線診断法に比し,軟部組織の構造変化を断面像としてとらえ得ること,胎児への障害をあまり考慮しないで良いことなどの利点がある。ここでは超音波診断法のうち,超音波断層法について説明する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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