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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科24巻2号

1970年02月発行

特集 月経異常とその診断

無排卵性周期—その病態と診断のオリエンテーション

著者: 林要1

所属機関: 1神戸大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.109 - P.116

文献概要

はじめに
 無排卵性周期症は一般論的に見て他の無排卵疾病と比較して,取り扱いやすい疾病であり,事実,本症に対する各種排卵誘発法の治療効果も他の無排卵疾病と比較して断然すぐれた結果があげらている。
 これは本症の排卵機能は障害されるが,なお動的な卵巣のsteroidogenesisはなお保持されているという病態生理から見て,きわめて当然の帰結と言えるのであるが,この反面,その実態の細部は今後さらに追究する余地が残されており,なかんずくその内分泌環境も最近かなり複雑であることが判明されつつある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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